芸能

藤山直美が乳がんを乗り越えて得たものは!「黄金列伝」で語る!

藤山直美さんの画像

昭和の喜劇王として有名な藤山寛美さんを父に持つ藤山直美さん。2020年4月に紫綬褒章を受賞され、益々ご活躍されています。

その藤山直美さんが『八方・陣内・方正の黄金列伝』に出演されこれまでの人生を語られました。

藤山直美の幼少期!父の借金が半端ない!

《プロフィール》 
名前:藤山 直美(ふじやま なおみ)
本名:稲垣 直子
生年月日:1958年12月28日(61歳)
出生地:大阪府大阪市
出身地:京都府
血液型:O型
出身校:京都女子高校
職業:女優
著名な家族:藤山寛美(父)、藤山扇治郎(甥)

大スターを父親に持つ」藤山直美さんの実家は、とんでもなく裕福な暮らしをされていると思っていましたが、寛美さんが収入以上にお金を使ってしまうので常に借金が多くて大変だったようです。その借金が原因で京都に引越されました。

そんな寛美さんのことを月亭八方さんは「現金1000万円を持ってこられ。『僕は借金が多くこの1000万円で借金を返すと別の借金取りが怒るから、この1000万は使われへんので持ってき』って…。」言われたそうです。

八方さんは受け取っていないというこのエピソード、借金が多いのも分かりますが、何とも豪快な話ですね。

藤山直美さんは19歳から舞台には立っていましたが、あくまで結婚までのアルバイトと考えて女優をされていました。

父親とは師匠と弟子ではなくて、世間の家庭と同じで普通の父娘として育ってきたそうです。



本格的に家業を継ぐ決心


直美さんは24歳で初めての彼氏ができ結婚を意識していました、しかし直美さん30歳のときに父寛美さんが60歳の若さで亡くなり、父寛美さんの存在が重くのしかかる中、喜劇の舞台が家業と感じられアルバイト女優から喜劇を継がれる決心をされたそうです。

そして31歳のときに寛美さんの追悼公演で主演を張り、本格的に父の跡を継がれました。

33歳のときに出演したNHKの連続テレビ小説『芋たこなんきん』で主役を演じたことがきっかけで日本全国に名前が浸透しました。
それと引き換えに16年間付き合っていた彼氏と分かれたそうです。

普通に結婚して子どもは4~5人欲しかった直美さんでしたが、結婚は叶いませんでした。生まれ変わるとしたらとの問に『大変でしょうけど、次は4~5人の子どもを生んで育てたい。』と語っていました。



父寛美さんからの大事な教え


父からの教えの一つに『芝居が伸びていないときは人間性が伸びていない』と言われたそうです。
『私が』ではなく『あなたは』を先に考えることが大事だとも言われていました。
気配りができる人が芸が伸びるとのことですが、人間としてもとても大事なことだと思います。

プライベートでも親交の深い前川清さんは、直美さんのことを『父親の重圧が大変』と語っています。
しかし直美さんは藤山寛美の娘やからということで守られたことも多かったと行っています。
名前が重圧にもなるし宝にもなるとのことです。

2002年の寛美さんの13回忌追善公演のとき『父が最後に残してくれた言葉は、ええ芝居がしたいなという一言でした私達父娘に取りましてええ芝居とは大阪の喜劇だと思います。大阪の喜劇が全国に栄えるよう努力します。』と語っておられます。



乳がんで変わった考え方


2017年乳がんのため40年の役者人生で初めて休演したそうです。

そのとき、今までやっていたターボエンジンの仕事は一旦卒業証書を貰ったようで、そのあとは普通のエンジンで仕事をしようと考えてそうです。

乳がんになるまでは一生懸命に仕事をしていましたが、乳がんを乗り越えてからは仕事に余裕や遊びを加えることで更に芸を深めようとしているようです。

前川清さんも病気後の直美さんを『一生懸命だった演劇に少し遊びを入れられた。』と証言されています。



藤山直美が乳がんを乗り越えて得たものまとめ

乳がんを克服された藤山直美さん、大病を乗り越えて新たな境地を開かれ益々芸が磨かれているようです。

今後も才能を生かされて国民から慕われる舞台人生を祈っています。

最後までお読みいただいてありがとうございました。