政府もCO2削減に向け自然エネルギーの比率を向上させようとしている現在、蓄電池が注目を集めていますが、家庭用の蓄電池は家計的にはどうなのでしょう。
今回は太陽光発電を導入しない場合の家庭用蓄電池の導入について調べてみました。
家庭用蓄電池を導入するのに必要な金額は?
2021年8月現在で一般家庭で使用される4kwh~8kwhの蓄電池は150万円~250万円の費用が必要です。
蓄電池本体の費用
7.4kwhの蓄電池がフル充電の場合、一般的な電気機器を12時間程度使用できると言われてるので250万円程度は必要と思われます。
※蓄電池の種類によって異なります。
蓄電池の使用可能年数
家庭用蓄電池のメーカー保証期間は通常10年です。
追加費用を払えば15年保証する場合もあるようなので最大で15年と考えられます。
蓄電池の費用250万円を現金で支払って15年間使用したとして月当たり約1万4千円の費用が発生します。
これとは別に蓄電池に電気を貯めるのに電力会社から電気を購入するので更に費用がかかることになります。
家庭用蓄電池を導入することで軽減される電気料金は?
電気の契約には「従量電灯」と「時間帯別電灯」があります。
契約プラン | 内容 | 備考 |
従量電灯 | 昼夜関係なく使用した電気に対する課金 | |
時間帯別電灯 | 夜時間帯の電気が割安に、昼時間帯の電気を割高に設定 | 夜時間帯の電気を多く使用する家庭がお得 |
※家庭用蓄電池を使用するご家庭の多くは時間帯別電灯の契約をされることが多い
家庭用蓄電池を導入することで軽減される電気料金は、夜時間帯の安い電気を昼間の高いときに電気を使用するので、夜と昼の電気代の差額が軽減される金額になります!
とても月当たり約1万4千円を投資して元が取れる金額にはならないと思います。
家庭用蓄電池は家計的に損では!導入することで得られるメリットは?
費用的には元を取れない家庭用蓄電池ですが、メリットはないのでしょうか?
1番大きなメリットは停電になったときに電気を使用できることです。
但し、蓄電池が空になると当然電気を使用できなくなるので空になるまでしか使用できません。
電気の復旧に何日もかかる場合は最初の1日しか電気を使用できないことになります。
但し太陽光発電をつけていれば、翌日太陽が昇ると蓄電池に電気がたまるので継続的に電気を使用できます!
やはり太陽光発電を使用しないとメリットは薄いように思われます!
家庭用蓄電池は家計的に損では!蓄電池を導入するメリットは?まとめ
家庭用蓄電池のみで家計的なメリットは無いと考えます!
また家庭用蓄電池を購入することで短時間の停電では効果が期待できますが、復旧に数日かかるような停電ではメリットが少ないです。
家庭用蓄電池を購入する場合は太陽光発電とセットで検討することをお勧めします。
最後までお読みくださりありがとうございました。