選挙の疑問

選挙当日に何歳の人が投票できる?誕生日ってそんな風に数えるの!

誕生日ケーキ

皆さんも御存知の通り以前は満20歳からの選挙権年齢が、平成27年6月に公職選挙法等の一部を改正する法律が成立し公布され、平成28年7月に行われた参議院選挙から選挙権年齢が引下げられ、満18歳から選挙に参加することができるようになりました。

投票可能な誕生日は?

それでは、いつの誕生日で18歳になっていれば選挙権を得ることができるのでしょう。選挙に関わる年齢なので選挙の当日に関係するのはおわかりだと思います。

では仮に投票日が2020年9月1日に選挙が有った場合、次の誕生日の人は投票できるでしょうか?

A:2012年8月31日生まれ
B:2012年9月1日生まれ
C:2012年9月2日生まれ

私はABの人が投票でき、Cの人は投票できないと考えていましたが、
正解は、ABCの人全員が投票できるようです。
上記の投票日では2012年9月3日以降生まれた人は投票できません。

それでは何故2020年9月1日の選挙に2012年9月2日誕生日の人が投票できるのでしょうか?

年齢に関する法律は民法143条に次のように記載されています。

第百四十三条 週、月又は年によって期間を定めたときは、その期間は、暦に従って計算する。
2 週、月又は年の初めから期間を起算しないときは、その期間は、最後の週、月又は年においてその起算日に応当する日の前日に満了する。ただし、月又は年によって期間を定めた場合において、最後の月に応当する日がないときは、その月の末日に満了する。
引用:電子政府の総合窓口 e-Gov

何か難しくてよくわかりませんが、イメージ的には誕生日の前日で1年経つと考えるようですので、誕生日当日は1年と1日になります。
なのでこの場合は2012年9月2日生まれの人までが選挙当日に18歳になっているので投票できるということのようです。

皆さんも同じように思われた方もおられると思いますが、小学校の同学年の人は誕生日が4月2日生まれから翌年4月1日生まれでした。

私は同級生は4月1日生まれから翌年3月31日生まれだと思っていましたので、友人の誕生日を聞いて大変不思議だったことを思い出しました。

今になって民法に年齢に関する法律が決められていることを知り、やっと疑問が晴れました。

これは間違いそうなので注意して折角の1票を無駄にはしたくないですね。



選挙運動期間はいつ行えるの?

それでは選挙運動はいつからいつまで行えるのでしょうか?

公職選挙法129条(選挙運動の期間)には次のように記載されています。

第百二十九条 選挙運動は、各選挙につき、それぞれ第八十六条第一項から第三項まで若しくは第八項の規定による候補者の届出、第八十六条の二第一項の規定による衆議院名簿の届出、第八十六条の三第一項の規定による参議院名簿の届出(同条第二項において準用する第八十六条の二第九項の規定による届出に係る候補者については、当該届出)又は第八十六条の四第一項、第二項、第五項、第六項若しくは第八項の規定による公職の候補者の届出のあつた日から当該選挙の期日の前日まででなければ、することができない。
引用:電子政府の総合窓口 e-Gov

これも難しくて良く分かりませんね。
選挙運動ができる期間は下図のようになります。


要約して言うと候補者が公示日または告示日に立候補の届出が役所で受理されてから選挙日の前日までしか選挙運動が出来ないということのようです。

届出以前の期間や選挙日当日に選挙運動するのは選挙違反になるようですので注意してくださいね。

それでは前述した投票日が2020年9月1日に選挙が有った場合、2012年9月2日生まれのCさんは当該選挙において選挙運動ができるのでしょうか?

私の考えでは、2012年9月2日生まれのCさんもこの選挙の有権者ですから選挙運動が可能な期間は選挙運動ができると思っていました。

しかし公職選挙法には18歳未満の選挙運動は禁止しています。

Cさんは18歳になるまで選挙運動ができません。Cさんが18歳になるのは2020年9月1日の選挙日当日です。

なのでCさんは2020年9月1日の選挙日当日以降に選挙運動が行えるのですが、公職選挙法で選挙運動が行えるのは選挙日の前日までとなっていますので、Cさんは当該選挙の投票はできますが、当該選挙の選挙運動はできないことになると思います。

Cさんは選挙に1票を投じて意思表示できるのに選挙運動で友人や知人に自分の意見を言えないことが、何かしっくりこないのは私だけでしょうか。