オートバイレースで、世界最高峰のモトGPクラスを総合4連覇中のマルク・マルケスが、7月19日開催の第2戦スペインGPで右上腕を骨折してレースを欠場中です。
王者マルケスがレースに参戦しないため、今年のチャンピオン争いは混戦ですが、マルク・マルケスファンとしては寂しい思いでレースを見ています。
現在のマルケスの怪我の状況や復帰時期について調べてみました。
王者マルク・マルケスが怪我!転倒の状況は?
《プロフィール》
氏名 マルク・マルケス
誕生日:1993年2月17日
国籍:スペイン(カタルーニャ州リェイダ県サルベーラ)
身長:168cm
体重:59kg
現在のチーム:レプソル・ホンダ(ゼッケン#93)
ブログ:http://blogs.repsol.com/web/competition/marc_marquez
マルケスは7月19日の第2戦スペインGPの決勝レースで先頭を走行していましたが、後続を引き離そうとしたときに4コーナーでバランスを崩してしました。
神がかり的なテクニックで転倒を回避したものの、16位まで順位を落とし、そこから追い上げて遂に3番手を走行し優勝を狙える位置にまで浮上しました。
しかし、22ラップ目の3コーナーでハイサイドから転倒して右上腕を骨折しました。
引用:HRC | MotoGP
私も実際にレースを見ていましたが、優勝するのでは無いかと思うほどのスピードで猛追し無理をしたためか、限界を超えたスピードでの走行が裏目に出たのかと思いました。
王者マルク・マルケスのレントゲン画像やリハビリ状況は?
病院で精密検査を受けた結果、タイヤの激突による右腕の上腕骨骨折が判明し、橈骨神経麻痺の可能性があったため入院し、翌日にヘレスからバルセロナに移動して、21日にバルセロナの大学病院でチタン製のプレートと数本のボルトで上腕骨を固定する手術を受けました。
マルケスは手術の直後からトレーニングを開始して、なんと25日には第3戦アンダルシアGPの予選に挑戦しています。
マルケスは右腕の上腕骨の骨折のためスロットルやブレーキ操作が困難になっているはずですが何という精神力の持ち主でしょうか。
予選の映像では何事も無かったようにマシンに跨り、コーナーを曲がっていく様子が映し出されていました。
第3戦は練習走行中に『肘が落ちた気がした。』とコメントし、やむなく欠場しました。
第3戦はやむなく欠場しましたが、第4戦チェコGPからの復帰が予想されて期待していました。
しかし8月3日、マルケスは手術で腕に埋め込んだチタン製プレートが破損したことで、スペイン・バルセロナ市内の大学病院で2度目の手術を受けプレートを交換しました。そのため8月8日予選の第4戦チェコGP欠場が決まりました。
レプソル・ホンダのチームマネージャーを務めるアルベルト・プーチは、プレートの破損について次のように述べています。
「今回は家庭内でのアクシデントだった。彼は窓を開けようとし、そして突如かなりの痛みを感じて、プレートが壊れていることがわかったんだ」
1回目の手術をした直後からトレーニング開始したマルケスは20回の腕立て伏せを行ったと言っていました。
現在も復帰に向けてトレーニングに励んでいるものと思われます。
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王者マルク・マルケスの復帰時期は?
第3戦以降欠場が続いているマルケスの復帰時期は、当初は9月初旬のサンマリノGPとなるのではないかと考えられていました。
しかしレプソル・ホンダのチームは復帰時期を明言せず『マルケスの腕が完全に回復した時点で復帰することが目標』としています。
今季のモトGP最終戦は11月22日決勝のポルトガルGPですが、マルケスの復帰は早くて最終戦になると発表しています。
王者マルク・マルケスの怪我まとめ
今年度はアクシデントにより王座を奪われてしまいますが、再び最強のパフォーマンスを見せてくれるのを楽しみに待ちたいと思います。
今季は、せめて1度でも彼の勇姿を見てみたいものですね。
最後までお読みいただいてありがとうございました。